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カタログギフトのリンベルが日本中から厳選した逸品を、美食のプロがテイスティング

「大将の一膳」グルメライター・猫田しげるさん

遠近感が分からなくなりそうなほど、米粒一つ一つが大きいです。
そして湯気の香りがもう甘い! 「米とは糖質なのだ」とつくづく実感します。

味わってみると、なんというむっちり感でしょう。釜で炊いたようなみずみずしさがあり、粘りも強いです。ふっくらして、「はち切れんばかりの健康優良米」とでも表現したくなります。

(本文より)

 

 

今回グルメライターである猫田しげるさんにご試食していただいたのは、「山形の極み 大将の一膳」です。レンジで加熱するだけで食べられるご飯に、これまで同様、“山形の極み”シリーズのこだわりを感じられるのでしょうか…? さっそくご覧ください。

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私はそそっかしいので、ご飯を食べようと思った時に「OH!NO!米炊き忘れた!」ということが多々あります。そんな時、近所のコンビニにパック米を買いに行くのですが、パック米のあのやるせなさって何なんでしょうね。味のせいだけではない気がします。

そんな私に届いたのがパック詰めごはん「山形の極み 大将の一膳」。
神様からの贈り物か!と小躍りしてしまいました。 

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説明を読むと、「山形県産つや姫50%、コシヒカリ50%の絶妙な配合で、食味値80点以上を獲得したブレンド米」とあります。「食味値」とは、米のおいしさを表す指数のことで、アミロース、タンパク質、水分、脂肪酸度の4つから測られます。アミロースは粘り、タンパク質はふっくらした食感、水分は乾燥度、脂肪酸は鮮度に関係するため、この4つで高得点を取るのはかなり優等生ということ。通常の日本米だと、食味値はだいたい65~75点です。 

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なんでそんな良いお米をパック詰めにしてしまったんだろう? 生米から炊いた方がおいしいのに……と野暮なことを考えてしまいましたが、レンジで2 分加熱するだけで炊きたてのご飯が味わえるのだから、ともあれ有り難い商品です。

ところで「大将って誰?」という素朴な疑問ですが、このお米は天童市の生産者たちが「もっといいお米を作りたい」とプロジェクトチームを結成し、ごはんソムリエの監修のもと試行錯誤を重ねて生まれたものだそうです。

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天童市は清流・最上川の水流に恵まれ、昼夜の寒暖差が大きい盆地。肥沃で良質な土壌があり、おいしいお米が育つ名産地です。

パックを開けてみると、新雪のように真っ白なお米が現れました。湯煎でもOKとのことですが、文明の利器に頼ってレンジでチン。

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ほかほかに出来上がったご飯、見てくださいこの粒の大きさ! 遠近感が分からなくなりそうなほど、米粒一つ一つが大きいです。
そして湯気の香りがもう甘い! 「米とは糖質なのだ」とつくづく実感します。

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まずは何も乗せずにそのまま食べてみます。米粒がきれいに立っており、ピカピカ光っています。

味わってみると、なんというむっちり感でしょう。釜で炊いたようなみずみずしさがあり、粘りも強いです。ふっくらして、「はち切れんばかりの健康優良米」とでも表現したくなります。さすが80点の食味値をはじき出すだけあります。

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味噌汁と漬物とセットにすると、ザ・日本の食卓ですね。毎朝こんなおいしいご飯が食べられると思ったら二度寝もしないと思います。

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ここで、禁断のアレを思いつきました。TKG(たまごかけごはん)です。こんないいお米に何かをかけるなんて、なんという狼藉かとヒヨってしまいそうですが、おいしいご飯だからこそ他の食材と合わせることでポテンシャルを発揮されるもの!

高い卵を用意したかったのですが、家にあった普通の卵で勘弁してもらいます。ご飯様がびっくりしないよう、そっとベールのようにかぶせます。

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米粒に卵が絡んで、キラキラと輝いています。これほどに贅沢なTKGがあるでしょうか。

TKGの良さは、卵をかけることでご飯の甘みが引き立つことだと思います。このご飯はもともと甘いため、卵のおかげでさらにクリーミーになります。ただの卵もこのご飯とジョイントしたことで一気にやる気が出たのでしょう。

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おいしいお米をパック加工するなんてもったいない、と思っていた私ですが、それは間違いでした。パックご飯だからこそおいしいお米で作るべきなんですね。パックご飯においしさを求めても良い時代がやってきたのです(大げさですが)。

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これからは炊き忘れても安心! いつでも炊きたてのようなお米が食べられるのですから。むしろ自分で炊くよりおいしいかもしれません……。

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いかがでしたか? 「パックご飯だからこそおいしいお米で作るべき」という猫田さん。忙しかったり、忘れてしまったりしてご飯を炊く時間がないとき、少しだけ食べるときこそ、手軽においしいお米が食べられる「山形の極み 大将の一膳」。贈り物だけでなく、ぜひご自宅に用意してみてはいかがでしょうか。

 

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猫田しげる

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食関係の編集ライター。タウン誌、グルメ情報誌、レシピ本、新聞の地域情報版などの媒体で15年以上取材執筆。美味しいものからちょっと変わったものまで、食に関するあらゆることを愛し、日々発信中。