里芋をはじめ、野菜、こんにゃく、牛肉がやわらかく煮込まれ、しっかりとしたしょうゆ味でありながら、素朴でほっとする味付けに仕上がっています。A5ランク以上の山形牛というだけあって、とてもやわらかく、滋味に富み、コクのあるだしによく合います。
初めて味わった芋煮は、心も体もぽかぽかと暖かくなる、おいしさに満ちていました。
(本文より)
今回、フードライター&栄養士の藤岡さんに試食していただいたのは、「山形の極み 山形芋煮鍋セット」。関西に住んでいる藤岡さんにとっては、あまりなじみがないそうですが、試食された感想はいかがだったのでしょうか?ぜひ、ご覧ください!
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山形の郷土料理として、全国的に知られている芋煮。その起源は、江戸時代にさかのぼるといわれるほど、古い歴史を持つ伝統料理だそうですね。山形の皆さんは、秋に「芋煮会」というものを開催して、皆で芋煮を食べると聞いています。楽しそうな行事ですね。
今回は、この芋煮が手軽に味わえる「山形の極み 山形芋煮鍋セット」を試食させていただくことになりました。山形から遠く離れた関西に住む私にとっては未知なる味覚、楽しみです。
冷蔵状態で、芋煮セットが届きました。思った以上に大きな箱です。
開封すると、長ねぎ、里芋、しめじ、アルミの保冷袋に包まれていた山形産の牛肉、そして芋煮のたれが整然と入っていました。芋煮に必要な材料がすべてそろっているのが嬉しいですね。作り方の説明書も同封されているので安心です。
説明書に書いている通り、食材の下ごしらえを進めます。山形産の食材がたっぷり。
長ねぎは緑の部分も使います。こんにゃくは、味がよくしみるように手でちぎります。
里芋は皮がむかれているので、大きなものをカットするだけで済みます。白くて立派な里芋は400gもありました。無農薬で有機栽培されたものだそうです。
土鍋に水とこんにゃく、里芋を入れて火にかけます。里芋がやわらかくなったら、芋煮のたれを加え、しめじを入れます。このたれが味のポイントなのですね。本醸造醤油を使用し、職人がこだわって製造した、山形のマルセン醤油のたれです。だしを味見してみると、豊かなかつおだしの風味を感じます。
最後に牛肉と長ねぎを入れ、4~5分間、煮込んでできあがりです。素材をどんどん煮込んでいくだけですので、とても簡単に作れます。
里芋をはじめ、野菜、こんにゃく、牛肉がやわらかく煮込まれ、しっかりとしたしょうゆ味でありながら、素朴でほっとする味付けに仕上がっています。A5ランク以上の山形牛というだけあって、とてもやわらかく、滋味に富み、コクのあるだしによく合います。
主役の里芋は、だしがよくしみて、ほっこり。ほどよいぬめりが、ほくほくした食感を引き立てます。いくらでも食べられそうです。長ねぎ、しめじ、こんにゃくも素材の持ち味が引き出され、深みのある味わいです。
芋煮のだし汁にはうどんなどを入れるのがおすすめとのこと。しめくくりに細うどんを入れていただきました。うまみたっぷりのだしも堪能できます。太めのうどんでも、そうめんでも合いそうです。
初めて味わった芋煮は、心も体もぽかぽかと暖かくなる、おいしさに満ちていました。山形の皆さんのように、芋煮を通じて楽しく交流ができるのはいいな、と思いながらいただきました。食べたことのある人も初めての人も、芋煮を話題に、会話も弾みそうです。ホームパーティーにもぴったりですね。お鍋がおいしいこれからの季節、また味わってみたいと思います。
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山形産の食材をふんだんに使った山形芋煮鍋セット。無農薬有機栽培という里芋も魅力のひとつですね。寒い冬の季節には温かい芋煮を囲んで、ご家族や友人と芋煮会をしてみてはいかがでしょうか?
藤岡智子
フードライター&栄養士。情報誌、グルメ雑誌のライターとしてレストラン、カフェなど500店舗以上の飲食店取材を経験。栄養士の資格を生かし、食育・栄養関連の記事の執筆、レシピ提案・調理などもおこなっている。