新鮮な皮がパリッとはじけて、中はとってもみずみずしくジューシー。
これこれ、このみずみずしさが日本のさくらんぼ!そして強い甘味と香りの余韻。今まで食べたさくらんぼの中でも一番じゃないかと思う美味しさです。
たくさん食べて幸せな気分を味わわせていただきました。(本文より)
これまで何度も登場されている若井めぐみさんに「山形のさくらんぼ」をお試し頂きました。この季節ならではの「さくらんぼのピクルス」や、さくらんぼの定番「クラフティ」などぜひ試してみたくなるレシピも満載です。
ではご覧ください。
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こんにちは。
料理家・ハーブ料理研究家の若井 めぐみです。
今回は山形の極みシリーズ「山形のさくらんぼ」を試食させていただきました。
さくらんぼといえば山形!というほど、山形はさくらんぼの有名な産地ですが、今回の品種はその中でも特に有名で人気の高い「佐藤錦」です。
さくらんぼについて少し調べてみたら、国内の生産量は山形が7割以上を占めるそうです。中でも佐藤錦は「赤いルビー」と呼ばれ、人気も生産量もダントツなんだそう。
輸入物のアメリカンチェリーと比べると日本のさくらんぼはみずみずしくて繊細な味が特徴ですね。
私はアメリカンチェリーより断然さくらんぼ派!
毎年この時期を楽しみにしています。
さて早速「山形のさくらんぼ」のご紹介です。
箱はほかの「極み」シリーズ同様デザインがかわいくて女性にはうれしいポイント。
開けてみると色鮮やかなさくらんぼがぎっしり♪
大粒でパンパンに実が張っています。
軽く洗って早速いただいてみると、新鮮な皮がパリッとはじけて、中はとってもみずみずしくジューシー。
これこれ、このみずみずしさが日本のさくらんぼ!そして強い甘味と香りの余韻。
今まで食べたさくらんぼの中でも一番じゃないかと思う美味しさです。
たくさん食べて幸せな気分を味わわせていただきました。
そのままで全部食べてしまいそうなところですが、今回も簡単なレシピでアレンジしてみましたのでご紹介しますね。
まず簡単なおつまみに
【さくらんぼのピクルス】
<材料 作りやすい分量>
*さくらんぼ・・・20~25粒
*ローズマリー・・・1枝
Aりんご酢・・・100㏄
A水・・・100㏄
A砂糖・・・大さじ3
A塩・・・小さじ1/2
<作り方>
① Aを小鍋に入れて火にかけ、沸騰したら火を止めて冷ます。
② さくらんぼは洗って丁寧に水気をふき取り、保存容器に入れてローズマリーの枝を加え、①を注ぎ入れて冷蔵庫で一晩以上置く。
<ポイント>
保存する容器はタッパーなどでもいいですが、アルコールで消毒するなど清潔なものを使ってください。
また、さくらんぼにピクルス液がしっかりと浸かる大きさの容器を選ぶのもポイント。ピクルス液は熱いうちに注ぐとさくらんぼの色と食感が悪くなるので、冷めてから注いでください。
次の日から食べられますが、皮があり漬かるのに少し時間がかかるので3日後くらいからがおすすめの食べごろです。
(2週間程度のお日持ち)
ワインのおつまみにもぴったり♪
ピクルス液の酸味がさくらんぼの甘みを引きたてて美味しいです。
私はまずクリームチーズを塗ったカナッペと一緒にいただいてみましたよ。
よかったらお試しください。
そしてもう1品
さくらんぼを使った定番スイーツ
「さくらんぼのクラフティ」
<材料 容量約700㏄の耐熱容器1台分>
*さくらんぼ・・・40~50粒
*クリームチーズ・・・60g
*砂糖・・・70g
*薄力粉・・・40g
*卵・・・2個
*牛乳・・・200㏄
*ホワイトラム・・・大さじ1
*タイム(あればお好みで)・・・2枝程度
*粉砂糖・・・少量
<作り方>
下準備:オーブンを180℃に予熱しておく。
①さくらんぼはヘタを取り、お尻からヘタのついていたほうに向かって割りばしを刺して種を取り除き、耐熱容器に入れる。
②耐熱ボウルにクリームチーズを入れて600wの電子レンジで10秒~20秒程度、柔らかくなるまで加熱し、泡立て器でよく混ぜる。
③砂糖を加えてさらによく混ぜ、卵を一つずつ割り入れ、その都度よく混ぜる。
④薄力粉を加えてなめらかになるまで混ぜ、牛乳を少しずつ加え混ぜ、最後にホワイトラムを加え混ぜる。
⑤さくらんぼを入れた耐熱容器に注ぎ入れ、お好みでタイムの葉を枝から外して散らし、予熱したオーブンで約30分焼く。
⑥焼きあがったら粗熱を取り、粉砂糖を振りかける。
焼く前
焼き上がり!
「クラフティ」はフルーツを焼き込んだプリンのようなフランスの簡単スイーツです。さくらんぼで作る「チェリークラフティ」が定番。
少しアレンジして、ピクルスと一緒におつまみに食べて残っていたクリームチーズを加えて、最後にタイムを散らしてみました。
甘さも控えめにしたので、結局こちらもおつまみにもなる味になりました 笑
温かい状態で食べても美味しいといいますが、蒸し暑い季節ですので個人的には冷蔵庫でしっかり冷やして食べるのがおすすめです。
今回は平たい大きめのグラタン皿で焼きましたがスクエアや丸のケーキ型でもOK。
半量にして一人用のグラタン皿などで焼いてもいいです。
よかったらお試しを。
山形のさくらんぼ、贅沢に堪能させていただきました。
皆さんにもぜひ一度味わってほしいです♪
<プロフィール>
若井 めぐみ
ハーブ料理研究家
調理師、メディカルハーブコーディネーター、マクロビオティックセラピスト。某一流ホテル調理補助や、六本木の隠れ家フレンチレストランのキッチンスタッフを経て渡仏。パリのパティスリー「Pain de sucre」にて修業。帰国後、日本の洋菓子店に勤務。その後独立。美味しくて体にいい料理を追求しながら料理教室も主宰。