重い!大きい!
キレイな白い果肉。種の周りは、本当だ、確かに真紅。
口に含むとキメ細やかな果肉からじゅわっと桃のジュースが口いっぱいに広がります!とにかくジューシー!
何より鼻から抜けるこの香り!うん!甘い!贅沢な桃だ!(本文より)
今回は、アメリカンベーキング教室 just baked! 主宰の中村紫乃さんに長野市生まれの白桃をご試食頂きました。
以下、レポートを是非ご覧ください!
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こんにちは!
アメリカンベーキング教室を主宰しています、中村紫乃です。
今回試食させていただいたのは、リンベル様の『日本の極み』シリーズから、「長野県 川中島白桃」。
桃は私の大好物!
アメリカへのお菓子旅も、桃シーズンと産地に合わせて旅先を選んだことも。ファーマーズマーケットにずらり並ぶ桃は圧巻です。
黄桃が多いアメリカに比べ、日本は白桃が主流で、大きくてジューシーですよね。
今回届くのは、長野県産の川中島白桃。この品種の桃は特に大ぶりで人気です!
8月中旬から下旬にお届け、というウェブサイトの案内を見て、あら、時期的にそろそろ桃が終わる頃では、、と心配したのですが、川中島白桃は、最後に出回る名残桃として栽培される晩成種で、出荷最盛期は8月から9月上旬だとか。なるほど!
届いた真っ白な箱。
横に、品種や重さとともに、等級「輝々」の文字。
「輝々」、、きき、と読むのかな?なんだろう??と検索してみると、「キラキラ」と読み、長野産の桃のうち、甘さ・香り・形どれをとっても最高ランク、「特秀」の桃を「輝々桃」というのだとか。
箱を開ける前からワクワクしてきます!
上の白いカバーをはずすと、
かわいい桃がデザインされた箱!リンベルさんのギフトはいつも箱がかわいい!桃は2色使い、水色も配置されて夏らしさも感じます。
箱を開けると、
パンフレットがまっすぐに置かれている!
そうか、下のウレタンで固定されるようになっているのか、と感心しつつ、手に取って読んでみます。
『「川中島白桃」は長野市川中島町の農園で偶然誕生した濃紅色の大玉桃』
『果肉が白く、種の周りは真紅に色づきます』
『肉質は硬く締まっていて甘く、淡い酸味と』
、、、うぅ、早く食べたい!
ウレタンをはずすと、桃の甘い香りがふわっと広がります!すぅっと思わず香りを深く吸い込みます。
うわぁ!大きい!!!ぷっくり、まんまる!実がぱつんぱつんに張っています!産毛が全体にふわふわと。美味しい桃の特徴、白い粒々、果点がしっかり!
手に取ると、
重い!大きい!
思わず両手で支えます。重さを量ってみると、1コ400gもあります!
もちろん自然のものなので個体差はありますが、今回届いたのは全て400g前後。
4コがキレイに並んでいます。
まずはそのままいただきます!
かぶりつきたい気持ちをおさえながら、笑、、包丁で。
桃を持ったときは果肉がしっかり硬くしまっていて、食感はゴリっとしているのかなと思ったのですが、包丁を入れると不思議なくらいすっと滑らかに入り、ジュースがあふれ出し、滴ってきます!
キレイな白い果肉。種の周りは、本当だ、確かに真紅。
口に含むとキメ細やかな果肉からじゅわっと桃のジュースが口いっぱいに広がります!とにかくジューシー!
何より鼻から抜けるこの香り!うん!甘い!贅沢な桃だ!
これは、朝からいただいたら1日を気分よく過ごせそう!
朝食に、とにかくそのままのジューシーさを楽しみたい。
でもちょっとした手を加えて、火を通さずフレッシュなコンフィチュール風にしてみます。
桃のシナモン・チリマリネ コンフィチュール風(1人分)
【材料】
・桃・・・100g
・ブラウンシュガー・・・10g
・シナモンパウダー・・・適量(参考:小さじ1/32)
・カイエンヌペッパー(パウダー)・・・適量
【作り方】
1 桃をくし形にとって皮をむき、一口大にカットしてボウルに入れる。
2 1にブラウンシュガー、スパイス類を加えスプーンでざっと混ぜ、冷蔵庫でしっかり冷やす。
3 バターを塗ってトーストしたパンを添える。
火入れしていないので、フレッシュな桃の香りとジューシーさを存分に楽しめるレシピです。作ったら早めに食べきって下さいね。
シナモンパウダーやカイエンヌの量はお好みで。隠し味のピリリ、カイエンヌはぜひ。
桃の味がしっかりしているので、ブラウンシュガーやスパイスの香りに負けないんです。
切った桃の断面は混ぜているうちに角が取れて丸くなり、とろりとコンフィチュールのようになります。しっかり冷やして、バターを塗った熱々のトーストとどうぞ。
桃は他にも、
ライムと粗挽きのチリペッパー、オリーブオイルとアップルビネガー、あら塩でさっとあえたり、
レモンとラベンダーにグラニュー糖なんかと合わせても美味しそう!
桃といえば、ピーチメルバ。桃とラズベリーの相性は抜群!
ジューシーな川中島白桃なら、果肉そのままとバニラアイス、ラズベリーソースで立派なデザートになりますね。
このピーチメルバを、朝食やブランチ向けにパンケーキに仕立ててみます。
桃の果肉をパンケーキ生地と一緒に焼き込み、メープルシロップではなく、ラズベリーソースで。
パンケーキは市販のミックス粉を使っていただいてももちろんOKです!
ピーチメルバ・パンケーキ(3~4枚分/2人分)
【材料】
・薄力粉・・・110g
・ベーキングパウダー・・・小さじ1/2
・ベーキングソーダ(重曹)・・・小さじ3/8
・グラニュー糖・・・15g
・あら塩・・・小さじ1/8~1/4
・全卵・・・45g
・ヨーグルト(無糖タイプ)・・・50g
・牛乳・・・75g
・サラダオイル・・・15g
・バニラビーンズ ※バニラエッセンスでも ・・・適量
・1.5~2センチ角に切った桃・・・10~12粒程度
【作り方】
1 (パンケーキを作る) ボウルに薄力粉、ベーキングパウダー、ベーキングソーダをふるい入れ、グラニュー糖、あら塩も加え、ホイッパーでざっと混ぜる。
2 他のボウルに全卵、ヨーグルト、牛乳、サラダオイル、バニラビーンズを加えてホイッパーで軽く混ぜておく。
3 1の中央にくぼみを作って2を一気に注ぎ入れ、ホイッパーで混ぜる。
4 熱したフライパンの中央に桃を3~4コ配置し、その上から3の生地を流し入れ、弱火にしてフタをする。生地全体に大きな気泡ができ、フチが少し乾いた感じになったら裏返す。
フタを外して裏面も焼き、きつね色になって生地中央にもしっかり火が入ったらお皿に盛り付ける。
5 (仕上げ) ホイップクリームをのせ、ラズベリーソースをかけ、フレッシュの桃も添える。
※ホイップクリーム:45~47%の生クリーム100gに対し、8gのグラニュー糖を加えホイップする。
※ラズベリーソース:鍋に冷凍ラズベリー80g、グラニュー糖16gを入れ、ゴムベラで混ぜて常温に暫く置き、水分が出てきたら中火にかける。軽く煮詰まったらボウルにあけて、氷水をあてて冷やす。
パンケーキに加えるあら塩の量はお好みでご調整ください。
私は、ピーチメルバ・パンケーキにするなら小さじ1/4程度、普通のパンケーキとしてメープルシロップ、加塩バターと楽しむなら小さじ1/8程度を加えています。
残暑見舞いのギフトや桃シーズンの食べ収めにもぴったりの川中島白桃。
このジューシーさと香りと甘さ、ぜひ皆さんにお試しいただきたいです!
日本の極み 長野県長野市産 川中島白桃1kgのご注文は、こちら。
レポート著者プロフィール
アメリカンベーキング教室 just baked! 主宰 中村紫乃
東京都港区に三代続くフランス料理店に生まれる。 ル・コルドン・ブルーで学び、ダロワイヨ・ジャポン等での菓子職人時代にはコンクール入賞も経験。「毎日でも食べたい」アメリカ菓子に出合い、2008年よりアメリカ菓子教室を主宰。2020年からは動画・レシピ配信するウェブクラスも開催。
アメリカ各地200軒近くのベーカリーを一人めぐって追求した今のアメリカの味を、家庭で手軽に再現できるレシピは幅広い層に喜ばれている。
雑誌・テレビメディアへのレシピ提供、企業のレシピ開発、外部クッキングスタジオでの講師など行う。
HP:https://justbaked2008.wixsite.com/justbaked
Web Class HP:https://justbakedweb.wixsite.com/webclass
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