うーん、溶ける!そして、今までのコンビーフと全く違います。塩辛くなく、ふんわりして肉の甘味を感じる、まさに上質なミートパテです。
良質な素材をそのままに、肉の旨味が凝縮されているのが、このコンビーフだなと体感しました。丁寧に作られていることがわかるお味です。
(本文より)
今回は、フランス家庭料理教室の主催からフードスタイリストまで、幅広くご活躍されている伊藤くみ先生に「山形県 山形牛コンビーフ」をお試し頂きました。ぜひ、伊藤先生の試食レポート記事ご参照の上、山形牛コンビーフをお試しください!
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こんにちは。フランス家庭料理研究家の伊藤くみです。
今回は、日本最大のカタログギフト『リンベル』様の「山形の極み 山形県 山形牛コンビーフ」を試食させていただきました。
山形出身の私にとって、山形牛は郷土料理「芋煮」にも使われる、なじみの素材。やわらかく甘い肉質は、老若男女問わず、ファンの多い食材です。そのコンビーフとは!到着を楽しみにしておりました。
さて、届いたパッケージは、シンプルでちょっと洒落た雰囲気。年配の男性への贈りものにも、ぴったりです。父の日にも喜ばれそう、と思いました。
中を開けると、50gずつ真空パックになったやや平たい形状のコンビーフが5枚。これは使いやすそう!と嬉しくなりました。
と言いますのも、コンビーフはたいてい缶に入っていて、開けてからさらにナイフでカットして…と手間のかかるものが多い中、これはすでに薄いパテ状になっていたからです。パンやクラッカーにのせたり、ほぐして料理に使うのも、さっとできそうです。
早速1枚あけていただいてみたところ…
うーん、溶ける!そして、今までのコンビーフと全く違います。塩辛くなく、ふんわりして肉の甘味を感じる、まさに上質なミートパテです。こんな品のよいコンビーフは初めてです。
同封されていた商品案内には、「塩漬けにした赤身肉を半日かけてじっくり煮込み、最小限の香辛料で味をつけました」とかかれています。なるほど、肉質にしっかり味があるので、余分なものが必要ない…と、納得です。
この上質なコンビーフをたっぷり味わいたくて、さっそくサンドウィッチを作りました。
少しやわらかいヴィエノワという、フランス語で「ウィーン風のパン」という名のソフトフランスパンにあわせました。バターを塗って、レタスとゆで卵、たっぷりのコンビーフにアクセントになるピクルスを添えて、黒こしょうを少々。コンビーフがほろりとやわらかくて、ゆで卵との相性がばっちり。でも何より、牛肉の旨味がしっかり。一気に贅沢な気分になりました。
そして、あとはどんなふうに食べようかあれこれ考えて、食べてみたい!と思ったのが春巻きです。子供のころ、コンビーフが好きな父に、母が作っていた料理には、よくじゃがいもやキャベツとソテーしたものがあったなと思いだしたからです。
春巻きの皮に、コンビーフ、キャベツ、じゃがいも、そしてクミンシードを加えてみました。これがやっぱり好相性!懐かしいけど、スパイス効果で新しい味になりました。揚げたては、コンビーフがとろりとして、まるでよく煮込んだお肉のようです。
<レシピ>
コンビーフとじゃがいものクミン風春巻き (6本分)
■材料■
春巻きの皮(斜め半分に切る) 3枚
コンビーフ 100g
じゃがいも 1/2個
きゃべつ 1/2枚
クミンシード 適量
A:薄力粉 大さじ1/2
A:水 大さじ1
揚げ油 適量
■作り方■
1)春巻きの皮は斜めに半分に切る。コンビーフは6等分の棒状に切る。じゃがいもは5~6㎝棒状、きゃべつはせん切りにする。Aをあわせて水溶き粉をつくる。
2)一番長い底辺部分を下にして置き、ここにきゃべつを置いてその上にコンビーフ、じゃがいもとクミンシードを置く。両端を内側に折って、皮ごと巻いて水溶き粉をつけて、止める。
3)揚げ油を180℃に温め、1~2分色づくまで揚げ、盛りつける。
さて、山形の牛肉と言えば「米沢牛」が有名です。このほぼ同じような基準をクリアし、県内全土で飼育された牛が「山形牛」です。水がおいしく自然豊かな環境で育つため、肉質はきめが細かく脂質に旨味があるのが特徴だそうです。
良質な素材をそのままに、肉の旨味が凝縮されているのが、このコンビーフだなと体感しました。丁寧に作られていることがわかるお味です。
良いものを知り尽くした方にも安心してお薦めできる、上質な一品です。
山形牛コンビーフはのお買い上げこちら。
プロフィール
料理研究家・フードスタイリスト 伊藤くみ
「フランス家庭料理教室IMAGINER」(東京都渋谷区)を主宰。「身体に優しく、おいしい、笑顔あふれる食卓をご自宅に」をコンセプトに、再現しやすいフランスと日本の家庭料理をご紹介。23年目の教室には、のべ11000人以上が参加しました。オンラインレッスン、動画レッスンも実施。フードスタイリストとして、企業・メディア・雑誌のレシピ開発、商品開発、店舗のメニュー提案、料理撮影スタイリングなどを積極的に行う。
HP https://itokumi-foodie.com/
Instagram https://www.instagram.com/kumiito/