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「山形県産 高徳りんご」料理家・若井めぐみさん

蜜の部分がキラキラと黄色く透き通って見えてとても綺麗。
ひとくち齧ってみると甘さが爆発するように口に広がります。
酸味は控えめで、いい香りが鼻から抜けていきます。

そのまま食べても、料理に使っても、加熱してお菓子に使ってもとても美味しいりんご、高徳。

(本文より)

 

今回は、ハーブ料理研究家の若井めぐみ先生に「日本の極みシリーズの山形県産 高徳りんご」をご試食頂きました!

若井先生からの高徳りんご特徴を活かしたプラスアルファの提案、是非、試してみていただければと思います。

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こんにちは!
料理家、ハーブ料理研究家の若井めぐみです。

今回は日本の極み 山形県産高徳りんごを試食させていただきました。
「高徳」は1985年に品種登録されたりんごで、小ぶりで品質にばらつきが出やすいことから生産が減少したのですが、最近再び注目を集めているりんごだそう。
小ぶりながらも蜜がたっぷり入っているのが魅力のりんごです。

今回その名前を聞くのも初めてだったので、どんなりんごか楽しみにしていました。
早速レポ開始します!

かわいらしい包装をとって、箱をあけてみると・・・↓

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びっくり!
思っていたよりも小ぶりのかわいいりんごが全部で12個並んでいます。
手に取ってみるとこんな感じ

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そして何より驚いたのは、箱を開ける前から香っていた甘く芳しい香りでした!

箱を開ける前、届いたときにすでに香りが漏れていたので、何か熟しすぎているのでは?と思いましたが、開けてみるとそんなことはなく、食べごろの生き生きとしたりんごたちでした。
蜜がたっぷり入っているということなので、早速輪切りにしてみると

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本当にこんなにたっぷり!
蜜の部分がキラキラと黄色く透き通って見えてとても綺麗。
ひとくち齧ってみると甘さが爆発するように口に広がります。
酸味は控えめで、いい香りが鼻から抜けていきます。

甘さが際立っていたので、この甘さを活かす何かを作ってみたくなり、丸ごと焼きりんごにしてみることにしました。
りんごが甘いので、それ以外に甘みを全く加えないで作りました。

丸ごと高徳の焼きりんご ローズマリー風味

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<材料 1個分>
・りんご(高徳) 1個
・バター 10g
・ローズマリー 1/2枝
・シナモンパウダー お好みで

<作り方>
下準備:オーブンは200℃に予熱しておく。
1、りんごを洗って芯の部分をくり抜き、皮にまんべんなく竹串を刺す。
2、くりぬいた穴にバターを詰めてローズマリーを差し込む。
3、200℃のオーブンで約25分焼く。
4、皿に乗せてお好みでシナモンパウダーを振る。

<ポイント>
焼いているときに破れないように皮に竹串を刺しておきます。
ローズマリーとりんごの香りの相性がとてもよいので是非試してみてください。

さて、焼きあがりを熱いうちに早速いただきます。

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蜜の部分がいっそう黄色くなりとてもおいしそう!
食べると予想通り、砂糖やはちみつなどの甘みを加えなくても自然の甘さで十分。
小ぶりなので、ぺろりと食べられてしまいます。
焼きりんごにするのはぜひおすすめ。

フレッシュなりんごの風味も活かしてみたいなと、ほかにもレシピを考えてみました。

高徳を使ったハーブ&ナッツのクリームチーズカナッペ

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<材料 2人分>
・りんご(高徳) 1/2個
・クリームチーズ(スプレッドタイプ)60g
・青ねぎ 1本
・ディルやチャービルなどのハーブ 2枝
・くるみ 10g
・黒胡椒 少々

<作り方>
1、りんごは1cm弱の厚さにスライスして半分に切る。
2、クリームチーズをボウルに入れ、青ねぎを小口切りに、ディルやチャービルなどのハーブの葉を粗みじん切りにして加え、くるみも粗く刻んで加え混ぜ合わせる。
3、1の上に2を乗せ、器に並べる。

<ポイント>
クリームチーズは柔らかいスプレッドタイプがおすすめです。
ディルやチャービルなどのハーブがなければ、青ねぎとくるみを混ぜるだけでも美味しいですよ。
高徳の小ぶりなサイズがカナッペにぴったりです。
さっぱりとしてワインのおつまみにもぴったり!
よかったらお試しください。

最後にもう一つ。
ボリューム満点のぷりぷり海老が美味しいエビマヨにも高徳を混ぜてみました!

柚子香る高徳りんごのエビマヨ

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<材料 2人分>
・ブラックタイガー(無頭、大きめサイズ)6尾
・塩、胡椒 各少々
・薄力粉(下付け用)適量
・りんご(高徳) 1/2個
・揚げ油 適量
・ディル(あれば) 適量
A薄力粉 大さじ3
A片栗粉 大さじ1
Aベーキングパウダー 小さじ1/3
A冷水 40ml
Bマヨネーズ 大さじ4
Bコンデンスミルク 小さじ1
B柚子果汁 小さじ2
B水 小さじ1
B柚子の皮(千切り) 包丁で剥いて3~4cm分

<作り方>
1、ブラックタイガーは殻を剥き、背ワタを取り除き、塩、胡椒で下味をつける。
2、ボウルにBを入れて混ぜ合わせ、りんごを1cm角に切ったものを加えて混ぜておく。
3、別のボウルにAを合わせて衣をつくり、1のブラックタイガーに薄力粉を叩いてくぐらせ、中温~高温の油で1~2分、色づくまで揚げる。
4、油をよく切り、熱いうちに2に入れて絡め、器に盛りつけてディルを散らす。

<ポイント>
海老を揚げるときの衣はやや濃い目のぽってりとした濃度です。しっかりと絡めて揚げるとサクフワに仕上がります。
りんごが入ることでさっぱりとした後味になりますよ。
プリッとした海老が食べ応え抜群で、りんごと柚子がさわやかに香るエビマヨ。
よかったらお試しください。

そのまま食べても、料理に使っても、加熱してお菓子に使ってもとても美味しいりんご、高徳。
いろいろな楽しみ方ができるのでぜひ堪能してみてくださいね。

 

 

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●プロフィール

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若井めぐみ

料理家・ハーブ料理研究家。福島県郡山市出身。
ホテル、レストラン、洋菓子店、カフェなどの飲食業に10年ほど携わる。その後、立ち上げた料理教室「ヴェール エクラタン(東京都文京区)」は2021年で10年になる。様々な企業様向けレシピ開発やレストラン・カフェへのメニュー提案なども行っている。著書に「ハーブと薬味のごちそうレシピ~スープからおつまみまで簡単で美味しい健康になれるメニュー65品~」。
ハーブ料理のすそ野を広げ、おばあさんになるまで教室を続けることが目標。
HP https://vert-eclatant.com/
インスタグラム https://www.instagram.com/megumi_wakai