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日本の極みシリーズ「きときと酒粕漬け」セット・若井めぐみ先生

「きときと」というのは富山県の方言で「活きの良い」とか、
「新鮮な」ということを意味しています。

そのままでも美味しいですが、
みょうがの甘酢づけと一緒に食べても、
また すだちをキュッと絞るのも最高だと思います。

(本文より)

暑い日もあれば雨の日もあり。天候がコロコロと変わる今日この頃ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。5〜6月は、自律神経が不安定になりがちです。そんな時はたくさんお魚を摂って体のバランスを保ちたいところですね。そんな時候におすすめな『きときと酒粕漬け』セットを、料理研究家の若井めぐみ先生に試していただきました。詳しく解説してくださっていますので、ぜひお読みください。


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こんにちは。
料理家・ハーブ料理家の若井めぐみです。
今回は、日本の極みシリーズ「きときと酒粕漬け」を試食させていただきました。こちらは、富山県のお魚を使った酒粕漬けです。

「きときと」というのは富山県の方言で「活きの良い」とか、「新鮮な」ということを意味しています。

私はここ数年、富山の食材を使ったお仕事をさせていただいたり、プライベートでも足を運ぶこともあり、富山県には親しみを感じていましたので、今回の商品を試食させていただくことも、とても楽しみにしていました。

中でもやはり富山食材の大きな魅力の一つである海産物を使った商品ということですので、期待が膨らみます。

では、早速レポートしてまいりたいと思います!冷凍便で到着しました。
箱はこのような感じです。

いつものように可愛らしいデザイン♪
淡いピンクの背景に可愛らしい魚が描かれています。
実は、最初は気づかなかったのですが、この魚たち、酒粕漬けになっている、4種の魚でした。それに気づいて、いっそう可愛さが増したように感じます。

今回の4種の魚、左上から「サバ」、その下が「サワラ」、右にいって「ブリ」、その下が「ふくらぎ」です。
箱を開けると中はこのような感じです。

4種類の粕漬けが一つ一つ真空パックになっています。
1種類につき2切れなので全部で8パックです。
こんな風に一つ一つパッケージになっていると、一人暮らしのお年寄りなども助かりますね。いっぺんに食べなくちゃと焦らなくてもいいので、安心です。
そして、説明文のカードが付いていて、こんな感じです。

こちらの酒粕漬け、お魚が「きときと」なだけでなく、世界最大規模のワイン品評会、「インターナショナル・ワイン・チェレンジ2018」で金メダルを獲得した、山形の「純米大吟醸 熊野のしずく」の酒粕を使っているそうです。
これはびっくりですね!とても贅沢な酒粕漬けです。
 では、1種類ずつ見ていきたいと思います。

 

こちらは「鰤」です。

後から出てくる他の魚と比べて厚みはあまりありませんが、その分、面が広く大きめです。
ブリは酸化が早いので、鮮度が落ちるとすぐに色が茶色っぽくなってしまうのですが、酒粕漬けの状態でも、こちらは魚の色がくすんでおらず、新鮮なことがわかります。
そして、他の魚を見てもわかると思いますが、この酒粕漬け、色が白いです。
普通はもう少し茶色っぽかったりするのですが、なぜだろうと思って、原材料を見て納得。
原材料「ぶり、酒粕、砂糖、味醂、食塩」とあります。
一般的な酒粕漬けは味噌が入っていることが多いですが、こちらは入っていないからこんなに白いんですね。
新鮮な魚本来の味と酒粕の風味を生かしたいという想いが感じ取れます。

 

こちらは「鯖」。
皮がキラキラとしていて美しいです。ふっくらと厚みもあります。

 

そして「鰆」。

酒粕に隠れて皮目は見えませんが、こちらもふっくらと厚みがあります。

 

最後に「ふくらぎ」です。

「ふくらぎ」という名前は聞いたことのない方もいらっしゃるかと思いますが、富山の言葉でブリの幼魚のことなのだそう。
ブリは出世魚で、大きさによって呼び名が変わることはご存知かと思いますが、「ふくらぎ」は関東でいうところの「イナダ」、関西だと「ハマチ」あたりに近い大きさだそうです。
富山ではとてもなじみがあり、人気も高い魚だそうですよ。
ちなみに漢字で書くと「福来魚」。大漁で港が賑わったことから「福が来る魚」としてついた名前だそうです。

 

早速解凍して焼いてみました!

焼き方の説明はありませんでしたが、パッケージの外側から見てもわかるように、酒粕はベッタリとついているわけではないので、簡単に手で拭うことができます。
素晴らしい銘酒の酒粕ということで、勿体無いので水で洗い流すのは個人的におすすめしません。
 「鯖」、「鰆」、「ふくらぎ」の3種は魚焼きグリルで焼きましたが、ブリは平たく、網に乗せると崩れてしまいそうだったのでフライパンで焼きました。
フライパンで焼くときはフライパン用のホイルシートに乗せると焼きやすいと思います。

 

さあ、贅沢に4種類いっぺんに焼いて食べ比べです!

酒粕漬けにはあまり大根おろしを添えることはないみたいですが、大好きなので添えました(笑)。
それとちょっと漬かりが浅いですが、みょうがの甘酢漬けを添えて。
せっかくなので、ご飯もいつも食べている富山県の玄米に黒とろろのお吸い物をセットに。

魚はこんがりとした焼き目がついていますが、弱めの火加減で焼きました。酒粕漬けは焦げやすいので、火加減に気をつけてくださいね。

 

まずはふくらぎを・・・

想像よりも身が引き締まっています。
食べてみると、まずその上品な香りと控えめな塩加減に驚きます。
魚の味を調味料で誤魔化していないというか、塩気が薄いぶん、魚の味が引き立ちます。
そして全く臭みがなく、酒粕の上品な香りと、ふくらぎの優しいけれどしっかりとした旨み。今まで食べたことのある酒粕漬けとは、全くの別物です。

 

順に他の魚も試食。
鰤は程よく脂が乗っているのに上品でしつこくありません。
鯖は、身が締まっていて、脂は控えめ。さっぱりしていてこちらも上品。鰆は繊細な身質で香りもよく、とても美味しいです。

そのままでも美味しいですが、みょうがの甘酢づけと一緒に食べても、とても相性が良かったです。

手元になかったので試せなかったのですが、すだちを少し絞って食べると絶対合いそうです。
塩分が控えめなので、美味しいお塩をちょこっとだけつけて、すだちをキュッと絞ると最高だと思います。

これから召し上がる方には、ぜひ試してみていただきたいです!

 

最後に、アレンジレシピをご紹介したいと思います。
せっかくなので、貴重な銘酒の酒粕を活かして、酒粕ごと使える簡単なレシピを考えてみました。

 

【きときと酒粕漬けのパピヨット(紙包み焼き)】
<材料    1人分>
 ・きときと酒粕漬け(鰤以外の3種のうちのどれか)1切れ
・玉ねぎ    20g
・プチトマト    1個
・ズッキーニ(1cmのスライス)    2枚
・しめじ(一口大にほぐしたもの)2個
・塩    少々
・バター(有塩)10g
・タイム    2~3枝
<作り方>
下準備:オーブンを200℃に予熱しておく。
1、玉ねぎは薄くスライスする。プチトマトはヘタをとり半分に切る。野菜類には軽く塩を振っておく。
2、クッキングシートを30cmほどの長さで切り、玉ねぎを敷いてきときと酒粕漬けをパッケージから出して酒粕ごと乗せる。
3、プチトマト、ズッキーニ、しめじを添えて、上にバターとタイムの枝を乗せ、手前からクッキングシートを被せて閉じ、両端をねじって留める。
4、天板に乗せ、200℃のオーブンで13分ほど焼く。

酒粕とバターの風味がとてもよく合います。
魚の種類は今回は鰆を使いました。鰤は大きさが合わないのですが、鰤以外のものであればどの魚でも大丈夫です。
タイムは魚料理ととても相性の良いハーブですので、ぜひ使ってみてください。

クッキングシートで包んで蒸し焼きにすることで、ふっくらとして柔らかく、焼いた時とまたちがった味わいが楽しめますので、良かったら試してみてくださいね!

 

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プロフィール

若井 めぐみ

ハーブ料理家。福島県郡山市出身。
ホテル、レストラン、洋菓子店、カフェなどの飲食業に10年ほど携わる。その後、ハーブをテーマにした料理教室を立ち上げ10年以上になる。現在はオンラインレッスンを中心とし、料理へのハーブの簡単な使い方を提案している。
また、企業向けレシピ開発や飲食店へのメニュー提供なども行っている。
著書に「ハーブと薬味のごちそうレシピ」(三空出版)
ハーブ料理のすそ野を広げ、おばあさんになるまで教室を続けることが目標。

オンラインサロン:
若井 めぐみ - Enjoy!Herbal Kitchen エンジョイ!ハーバルキッチン - DMMオンラインサロン
HP:https://vert-eclatant.com/
インスタグラム: https://www.instagram.com/megumi_wakai