RINGBELL BLOG

カタログギフトのリンベルが日本中から厳選した逸品を、美食のプロがテイスティング

「月山クラフトビール ラオホビール」薬膳料理研究家・道下欣子さん

口に含むと、スモーキーで・カラメルのような風味が広がります。ボリューム感もあり、優しい苦みも感じられ、全体的に香り豊かでエレガントなビールという印象。

少し時間を置くと、さらに香りが広がって味わいの変化を楽しむことができます。

(本文より)

 

夏が過ぎ去り、秋の味覚が恋しくなる季節。そんな雰囲気に寄り添う、深い赤褐色のクラフトビールはいかがでしょうか。

お試しいただいたのは、料理家の道下欣子先生。味覚・視覚の両方で楽しめる「おもてなし料理」と「普段使いの薬膳ご飯」の2つクラスを展開しておられます。幅広い造詣の中から考案されたレシピとともに、秋を存分に味わえるビールをご紹介します。

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こんにちは!おもてなし料理、薬膳料理研究家の道下欣子です。

今回は、リンベル様の「山形の極み」より、月山クラフトビールのシリーズ、「ラオホビール」を試飲させていただきました。

味や見た目の前に、まずは月山クラフトビールとはどんなビールなのかをご説明しますね。

月山クラフトビールは、豪雪地帯であり名水百選にも選ばれている山形県の月山の麓(ふもと)で造られています。仕込み水はもちろん、月山の湧き水を使用。そして、ドイツのカスパー・シュルツ社の醸造機器を使用しており非加熱・無濾過の醸造なので、「酵母が生きたビール」なのです。

名水・非加熱・無濾過の3点セットと聞くだけで、美味しいこと間違いなし!と想像してしまいます(笑)

日頃は、まずはビールかスパークリングワインを飲むことが多い私。発泡系が好きなんです~。

ビールは個性があって香りの高いタイプが好き。

なので、今回のビールの到着を心待ちにしておりました!

 

それでは、本題のラオホビール登場です!!

ラオホとは、ドイツ語で「煙」という意味。

本場ドイツではオーク材(ブナ)のチップで燻製させた麦芽を原料として造られたビールです。なんとローマ時代からこの醸造法は始まっていたとか。歴史を感じますね。

月山ラオホビールの場合は、月山山麓西川町の特産品「啓翁桜のチップ」を使用しており、桜ならではのスモーキーさを楽しめます。

さらに、副原料として山形県のブランド米「つや姫」を使用することで、独特のふくよかさを生み出しているとのこと。

ラベルの色使いは桜をイメージしているのでしょうか。見た目も優しい雰囲気なので、女子会に持参したら人気者になれそうです!

 

ラベルの脇には「生」非加熱処理の表示。

生ビールというと、ついジョッキで出てくるビールを連想しがちですが、加熱処理していないビール全般を指します。大手ビールメーカーの場合、ろ過して酵母を取り除いている生ビールが大半ですが、このビールは違います。

それでは早速試飲してみたいと思います。

注いでみると、やや濃いめの麦わら色。
燻した麦芽からの色でしょうか。無濾過感出てますね~。美味しそう!!

泡が上がってくると、美しい茶褐色に。
この色にテンションが上がります!

まずは香りから。グラスに鼻を近づけると、優しくスモーキーな香りが感じられます。

口に含むと、スモーキーで・カラメルのような風味が広がります。ボリューム感もあり、優しい苦みも感じられ、全体的に香り豊かでエレガントなビールという印象。

少し時間を置くと、さらに香りが広がって味わいの変化を楽しむことができます。

それから、写真のように先がつぼんでいるグラスに注ぐと、香りを長時間グラスの中に閉じ込めることができます。他の形のグラスでも試飲してみましたが、私はこのタイプで飲むのが好きだなと思いました。

合わせるお料理は、選択肢がたくさんありそうです。黒酢酢豚・炭火焼きの牛肉や、熟成させたハード系チーズ(コンテやミモレット)など、しっかりした味にも負けそうにありません。

とはいえこの月山ラオホビールは「燻製したビール」ですので、燻香のある食材とはベストマッチ!それを踏まえ、簡単に作れるおつまみレシピを考えました。

干し大根を燻製させた、いぶりがっこと鰹をの付けを合わせたおつまみです。

主役はビールですので、燻製風味が強すぎないようにアレンジしてみました。

【いぶりがっこと鰹の漬けのカクテル】

<材料 4人分>
いぶりがっこ...15g
鰹(刺身用)...80g
クリームチーズ...40g
玉ねぎ ...20g
アボカド...1/2個
レモン汁...小さじ2
ディル(お好みで)

(漬け汁)
醤油...大さじ1
... 小さじ1
みりん...小さじ1

<作り方>


①鰹を1㎝の角切り、玉ねぎをみじん切りにする。漬け汁に5分漬けた後、ザルに上げておく。

②アボカドを1cmの角切りにしてレモン汁、塩、胡椒で味を調える。

③柔らかくしたクリームチーズに、みじん切りにしたいぶりがっこを加えてよく混ぜる。爽やかさが欲しい場合は、刻んだディルを加えても美味しいですよ。

④小さいグラスなどに、アボカド→鰹→クリームチーズの順に入れる。口の中に入れば順番は関係なくなりますが(笑)、見た目のバランスを考えてのご提案です。仕上げは、バターナイフなどで表面を平らにするときれいになります。

今回はショットグラスに入れてみました。

 

バゲットにのせてカナッペとして食べることもオススメです!



その場合は、まずクリームチーズといぶりがっこのペーストを塗っておくと防水効果もあり、漬け鰹をのせてもパンに染みません。

 

お好みでハーブを盛り付けたら、このようなこんな感じになります。

※ショットグラスに刺さっているローズマリーは、飾り用ですので食べないでくださいね。

火を使わず、混ぜたもの3種を組み合わせるだけなので、お料理初心者さんにも作りやすいですよ。

このおつまみは本当に、月山ラオホビールとの相性バッチリです!

ほんのりスモークが効いた風味が、ラオホビールの味わいを引き立てます。鰹の漬け以外にも、マグロやサーモンの漬けも合うと思います。

 

いかがでしたか?

月山ラオホビールの魅力、伝わりましたでしょうか?

家飲みはもちろんのこと、贈答やホームパーティーにもおすすめ勧めのビールです。

是非お試しください!

 

ご購入はこちら

 

プロフィール

料理家 道下欣子(みちしたよしこ)

おもてなし料理×日々の薬膳ごはん 
サローネフェリーチェ主宰
イタリア短期留学後、ル・コルドンブルーにてフランス料理・フランス菓子を学ぶ。自身の不調をきっかけに鎌倉薬膳アカデミー®で薬膳を学ぶ。
簡単で美味しく視覚からも楽しめるおもてなし料理と、季節ごとに変化する体調に合わせた普段使いの薬膳ご飯の2つのクラスを展開。双方のクラス共に、空間を楽しんでいただくためにテーブルコーディネートにも力を入れている。

ホームページ https://salone-felice.net/
Instagram https://www.instagram.com/salonefelice/