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「山形の極み 山形牛 サーロインローストビーフ」グルメライター・猫田しげるさん

ふんだんな脂と赤身が美しいマーブル模様を作り、鮮やかな色が肉質の良さを伝えています。

間近で見ると、室温ですでに肉の脂が溶け出して光っているのが見えます。箸で持っただけでじわっとあふれてくるほどです

本当においしいローストビーフって、溶けるんですね。「飲めるお肉」と表現したくなるような、幸せにとろける食感でした。

(本文より)

 

グルメライターの猫田しげるさんに「山形の極み 山形牛 サーロインローストビーフ」をご試食いただきました。「ローストビーフ」「山形牛」「サーロイン」というプレミアムなキーワードが散りばめられたこちらの商品、果たして猫田さんの期待に応えられるのでしょうか? ぜひ最後までご覧ください。

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「ローストビーフ」。誰もが聞いてテンションの上がる単語ではないでしょうか。記念日、贈り物にと特別なときのご馳走というイメージですね。そのローストビーフが「山形牛」で、しかも「サーロイン」だったら、どれほどの感動をもたらしてくれるのでしょう。今回、そんなプレミアムなローストビーフを味わう機会をいただきました。

突然ですが私、「噛み切れないローストビーフ」に少々怒りを覚えることがあります。自分で作ったり、安価なローストビーフを買ったりしたとき、肉が固くて噛み切れない…。
もちろん肩バラの硬い部位を好む人もいるかもしれませんが、せっかく「お肉」そのものを楽しむローストビーフなのだから、外側のしっかり焼いたこんがり部分と、中の柔らかくジューシーな脂身を堪能するのが醍醐味です。
これが、家だとベストな焼き加減にできないし、お店やテイクアウトでも「いつまでも噛んでいなきゃならないな…」という硬いものが多いのです。
この「山形の極み 山形牛 サーロインローストビーフ」には期待してしまいます。

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何とも品のある外装! 箱には「KING」と書かれ、まるで高級時計が包まれているような佇まいです。ローストビーフがまさに王様のように鎮座しています。

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すぐに切って食べたいところですが、最もおいしく食べるための「お約束」があります。届いたら一晩、冷蔵庫に入れておくこと。こうすることで熱を加えず、風味も壊さず、脂が自然に溶けたベストの状態でいただくことができます。

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一晩おあずけした後、ようやくご開帳です。
袋を開いた瞬間、牛肉独特の香りがふわっと漂います。

慎重に入刀。このローストビーフは、厚めに切って贅沢に味わうのがオススメだとか。

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見てください、この断面。ふんだんな脂と赤身が美しいマーブル模様を作り、鮮やかな色が肉質の良さを伝えています。周りはしっかり茶色に、中はピンク色に。家でこの焼き加減、絶対できませんね。

そもそも山形牛とは、山形県内で最も長い期間、育成・肥育された黒毛和種の肉牛で、その肉質が少なくとも3から4等級以上のものだけが認められた貴重な銘柄。肉のきめが細かく、脂肪の旨みが強いのが特徴です。
その中でもサーロインは最高においしい部位として知られています。山形牛のサーロインは他の牛に比べて肉繊維が細かく、しっかり脂ものっていて食べ応えがあるため、ステーキのほか、しゃぶしゃぶやローストビーフ用に使われることも多いのです。

この「山形の極み 山形牛 サーロインローストビーフ」は、山形牛サーロインに山形産赤ワイン、塩、胡椒、ニンニクで下味をつけ、表面をしっかりグリル。さらに山形牛の牛脂をからませながらじっくり加熱し、肉の旨みを閉じ込めました。何もつけなくても味わえるので、ソースは付属されていません。

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間近で見ると、室温ですでに肉の脂が溶け出して光っているのが見えます。箸で持っただけでじわっとあふれてくるほどです。

まずは何もつけずにいただきます。赤ワインが利いた下味が程よく染み込んでいて、そのままでも素材の味が引き立っています。

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舌にのせた瞬間のソフトな口当たり! 脂のやさしい甘みと和牛香が口中に広がり、鼻に抜ける芳醇な香りがたまりません。噛むまでもなく、すぐにとろんと溶け出してしまいます。喉が飲み込もうとしている! ああでももっと口の中で満喫したい…という葛藤におそわれます(笑)。

瀬戸内の塩で食べてみます。ピリッと味が引き締まって、濃厚な脂の後味がスッと消え、食べた後に爽快感があります。
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ローストビーフといえばレホール(西洋ワサビ)。さすがの好相性です。鼻に抜けるときの牛肉の香りにワサビのツーンとした風味が相まって、味の深みが増します。
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ソースを作ってみました。赤ワインと醤油、ニンニク、みりんをレンジでチンするだけです。甘めの味わいにもよく合います。
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柚子胡椒もまた趣向が変わって和の味わいに。柑橘系ってやっぱりお肉と相性がいいんです。これは日本酒と一緒にいただきたくなる味です。
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贅沢なローストビーフバーガーを作ってみました。
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厚切りの1枚を挟むだけで十分な食べ応え。オニオンスライスも入れると目がさめるほど旨みがアップしました! タマネギ×牛肉って化学変化が起こるのですね。

まさかの! 今はやりのローストビーフ丼にしてしまいました。罰当たりと怒られそうです。上にも角切りの肉をのせて、まさにマウント・オブ・ローストビーフ!
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ご飯の温度で肉の脂が溶け出し、赤い部分の色が変わってしまうので早めに食べなくてはと焦ります。お米も、こんなに高級なお肉をたくさんのせられて戸惑っているでしょうね(笑)。
後にも先にも、自分史上一番贅沢なローストビーフ丼でした。

本当においしいローストビーフって、溶けるんですね。「飲めるお肉」と表現したくなるような、幸せにとろける食感でした。

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「ローストビーフ」に期待されているプレミアム感、スペシャル感を全く裏切らない、まさに「ローストビーフの王様」。これがクリスマスやお正月にあったら、家での食事が一気に盛り上がりそうです。しかし今まで食べていたローストビーフって何だったんでしょう。もう他のローストビーフが食べられなくなるような、罪なローストビーフです…!

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いかがでしたか? 「山形の極み 山形牛 サーロインローストビーフ」は、猫田さんの期待通り、否、期待以上だったようですね! そのままはもちろん、どんな食べ方をしてもマッチするのは極上のローストビーフならでは、なのかもしれません。写真からもそのジューシさが伝わってきます。
猫田さんが“飲めるお肉”とまで表現したとろけ具合、ぜひご自身の舌で実感してみてください。年末年始のハレの日に、召し上がってみてはいかがでしょうか。

 

ご購入はこちら

猫田しげる

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食関係の編集ライター。タウン誌、グルメ情報誌、レシピ本、新聞の地域情報版などの媒体で15年以上取材執筆。美味しいものからちょっと変わったものまで、食に関するあらゆることを愛し、日々発信中。